読書の秋

tomboy8012005-09-28

別に読書の秋を意識したわけじゃありませんが、今日は日中読書に時間を費やしました。読んでたのは江国香織の『ホリーガーデン』。今のところタイトルの意味が全くわかりませんが、今日だけで半分は読みました。
昔っから本読むのは大好きで、小学校の頃とか図書館でいっぱい借りまくってたし、毎週土曜日の昼に学校にやってくる移動図書(その名も「あおい号」)もすっごく楽しみにしてました。どんな本が好きなの?って聞かれるとすっごい困るけど、相田みつをの詩集も好きだし小説も好きだし、高橋歩は持ってる4冊とも愛読してるし、あとはエジプトとかマチュピチュとかの世界遺産系も大好きで、「読む」ってわけじゃないけど、南国の楽園の写真集も重宝してる。
小説は大学に入ってから好んで読むようになったけどそれまでは毛嫌いしてたね。だって架空の話(しかも現実味に欠ける)を真剣に読む気になるか?って思ってたからさ。でも楽園タヒチを題材にした吉本ばななの『虹』を読んで以来、「こういうのもアリかも」なんて思うようになって、彼女の作品をいくつか読んだし、江国香織もけっこう読んだ。ゼミの先生イチオシの村上春樹もいくつか読んだけど、彼の作品は予想通り難解だったなあたしには。だけど『海辺のカフカ』は別物で、通勤の時に毎日読み耽ってたっけ。
読書のいいとこって何なのかなぁ。小説って人間の内面とかが恐ろしいほどたくさんの比喩を使って表現されててたまに頭痛くなる…。それにけっこう主人公は根暗というか内向的というか、とにかくクセのある人が多いから、自分まで気分が落ちちゃうことが多々あるよなぁ。でもなんか物事を知るってことは大切だと思うし、読むことで自分が自分を見つめなおすきっかけになったり、他の雑念からその時だけは逃避できたりして、ある意味気分転換にはなるね。勉強にもなるし。あたしびっくりするくらい漢字が好きなんだけど、それって絶対たくさん本を読んだからだと思うし。難しい漢字も物語の中で出てきたら、なんとなくニュアンスがわかったり、自然と学習できてたりするんだよね。
とまあそんな感じであたしはかなり読書が好きなんだな。1年前、シュウカツうまくいかない時期にみつをの詩集持ち歩いてたんだけど、それを知ったみっちゃんに「死ぬなよ」って言われた(笑)。あたしは「え〜!?」って思ったんだけど、その本のタイトルが『生きていてよかった』だったんだよね!!あれには笑ったなぁ。あたしの読書好きは、ちっこい頃にママがたくさん本を読んでくれたからだと思う。だからそれはめーっちゃくちゃ感謝してるよ。今でも本だけは快く買ってくれる。どんなに高くても「本ならいいよ」って言うからね〜。あたしはママとは全然似てないけど、読書好きってことくらはかろうじて共通してるかも。
あれ!?あたし読書だけでこんなに語ってしまった…。まぁ元から文章書くの好きだしね。話も長いしさ。そりゃこうなりますよ!収拾つかないのでこの辺で終わりますけど。今欲しいのは工藤直子の詩集『のはらうた』。小学校のときに習ったやつなんだけど無性に読みたい!!誰か買ってきてください☆