ただいるだけで
今日はね、友だちから電話かかってきてね、そしたら彼女泣いてたんだぁ。しくしくと。6時過ぎくらいだったかな。仕事でいろいろあったみたいなんだけど、そういうときにあたしに電話してくれたことがすっごいうれしかった!!でもほんと、すごい凹んでてさ。「考えたくないからもう寝る」みたいな感じで。なんとかしてあげたいやん!!落ち込んでるときこそ。だからナイショで彼女の家に向かいました。その途中また電話かかってきて、冗談でだけど「あと5分で来て」とか言ってきやがりました。あたしがほんとに向かってることも知らずにね。だから本屋に寄ってから行くつもりだったけどとりあえず予定変更してそのまま家に。けっこうびっくりしてたみたいでよかったです。車に乗ってるのバレちゃまずいと思ってウィンカーとか出さずに右折左折でしたから。で、凹みMAXの友だちと共に本屋へ。泣き明かしたあとだし彼女は車で待ってて。あたしはママに頼まれたジェンキンス氏の『告白』を探すと見せかけてその子にあげる本を物色してました。
ほんとは違うやつをあげるつもりだったんだけど、初めて行った本屋にはなにがどこにおいてあるのかわかんなくて。泣きべその友だちを1人で待たせてるしすごい焦りながらふと見上げた棚にあったものがコレ。
- 作者: 相田みつを
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 1990/06/01
- メディア: 大型本
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みつをマニア的にはもちろん所有してる1冊なんだけど、ふと高校2年生の頃を思い出しました。彼氏にフラれて凹んでる友だちにみつをさんをあげた時のことでした。そしてぺらぺらと本をページをめくってたらあたしの大好きな詩を発見。
ただいるだけで
あなたがそこにただいるだけで
その場の空気が明るくなる
あなたがそこにただいるだけで
みんなの心がやすらぐ
そんなあなたにわたしもなりたい
まさしく!!と思ってこれをプレゼントすることに決めました。そして車の中でこっそり一言だけメッセージを書きました。なんて書いたかは秘密ですけど。
そうそう、あたしが本を必死で探して車に戻ってみると、彼女はまた泣いてました。しくしくと。そうとう辛いんだろうなぁって。こういう時正直なんて声をかけてあげればいいのか、なにをしてあげればいいのかわかんないけど、ただ一緒に居よう!って思いました。それから少し話をして。日付が変わる頃まで一緒に居たんだけどね、本は最後の最後に渡しました。そして帰宅。
その途中電話がかかってきたんだけど、またしても彼女は泣いてました。しくしくと。彼女は泣きながらこう言ってくれました。
「ありがとう」
これはもうめちゃくちゃうれしかった!!実際その言葉聞いてあたしも泣きそうになったから。行ってよかった〜って心底思ったよ。そして、こういうことしてあげられる友だちがいてくれることに深く感謝。深く深く感謝。